Eripusisu
テキスト省略表示ライブラリ。
Text truncation library.
特長
- 指定行数より後のテキストを省略表示する
- 指定行数がリンクやリストの途中でも大丈夫
- 内容の一部が float していても大丈夫
- 省略文字列を指定可能(複数文字可)
- アクセシビリティに配慮
- RTL 言語サポート
動作例
デモ Demo
インストール
script 要素で読み込む
<script src="https://unpkg.com/eripusisu@1.1.2/dist/eripusisu.umd.js"></script>
npm パッケージを利用する
npm install --save Eripusisu
var Eripusisu = require("eripusisu");
使いかた
次のような HTML を想定して解説しています。
<div class="container">
</div>
<button class="button">開閉</button>
<div class="container">
</div>
<button class="button">開閉</button>
:
:
シンプルな省略表示
省略表示をしたいコンテンツを含むコンテナー要素を取得し、Eripusisu
コンストラクタ―の第1引数に渡します。第2引数には省略表示にする行数を指定します。
var container = document.querySelector(".container");
new Eripusisu(container, 3);
jQuery:
new Eripusisu($container$(".container")[0], 3);
クラス名から複数のコンテナーを省略表示
var containers = document.querySelectorAll(".container");
for (var i = 0; i < containers.length; i += 1) {
new Eripusisu(containers[i], 3);
}
jQuery:
$(".containers").each(function () {
new Eripusisu(this, 3);
})
開閉ボタン
第3引数の toggleButton
プロパティに要素を渡すことで開閉ボタンが動作します。
var container = document.querySelector(".container");
var button = document.querySelector(".button");
new Eripusisu(container, 3, { toggleButton: button });
jQuery:
var container = document.querySelector(".container");
var button = document.querySelector(".button");
new Eripusisu(container, 3, { toggleButton: button });
幅の変化に追随させる
設計上、幅の変化には自動的に追随しません。必要があれば、resize
イベントをハンドリングするなどして refresh()
メソッドを呼び出します。
var eripusisu = new Eripusisu(container, 3);
window.addEventListener("resize", function () {
eripusisu.refresh();
})
API
コンストラクタ
new Eripusisu(container, lines, options);
パラメーター | 必須 | 説明 |
---|
container | ✔ | 省略表示をしたいコンテンツを含むコンテナー要素 |
lines | ✔ | 省略表示する行数 |
options | | オプション。後述 |
オプション
Eripusisu
コンストラクタは第3引数にオプションを受け取ります。
オプション名 | 型 | 説明 |
---|
expanded | boolean | 初期状態の開閉状態をあらわします。true にすると初期状態で開いた状態になります。初期値は false |
ellipsisText | string | 省略をあらわす文字列。複数文字を指定することも可能です。初期値は "…" |
toggleButton | HTMLElement | 開閉に使用するボタン。初期値は undefined |
rtl | boolean | RTL 言語(右から左に記述する言語)のときに true にする。初期値は false |
メソッド
メソッド名 | 説明 |
---|
toggle | 呼び出すごとに交互に開閉します。引数に boolean を渡すと開閉方向を指定できます。 |
expand | 開きます。すでに開いている場合、何もしません。 |
collapse | 閉じます。すでに閉じている場合、何もしません。 |
refresh | 画面表示にあわせて省略位置を算出しなおします。画面や要素の大きさが変わったら refresh を呼び出す必要があります。 |
rebuild | DOM の変化には自動的に追随しません。コンテナーに含まれる要素が変わったら rebuild を呼び出す必要があります。 |
イベント
イベント名 | 説明 |
---|
eripusisu-toggle | 開閉状態がトグルされたときに発火します。 イベントオブジェクトの detail プロパティから開閉状態がわかります。 |
サポートブラウザ
- 各種モダンブラウザ
- Internet Explorer 11
利用上の注意
最大限のパフォーマンスを発揮するように設計していますが、仕組み上、極めて軽快に動作するとは言えません。ページ内に多数の折りたたみ要素があるとユーザー体験を損ねる可能性があります。
ライセンス License
MIT